
書店に行くと「AI」関連本が本当に増えたなぁと実感します。AI導入で効率化を図ろうとする企業も増えています。
その一方で、AIに頼りすぎることで「人間らしさ」が失われていくような、そんな気持ちになることがあります。
今日はそんなお話です。
このところ、関東、関西へと移動しまくる日々を送っています。そのなかで、新幹線のホームに上がる階段の壁に掲げられたある広告が目に入りました。
AIで労務改善を支援するという趣旨の広告。
「データの集計、分析はAIを使えばめちゃくちゃ効率アップするんだろうな」と思いました。広告には、「働き方分析レポート」をつくるサービスも紹介されていました。
その文言を見て、「部下の顔を見ないでレポートの数値ばかり見ている上司」の映像が頭に浮かんできてしまいました。
それで、ちょっと気になったので、どういうサービスなのか調べてみました。
パソコンの操作履歴から、パソコンの操作時間の割合、業務との関連が薄いアプリケーションの利用状況など社員の業務への集中度を把握するなどのレポートのようです。
むむむ……なんだか監視されている気分。
そしてそれ以上に感じたのは、一緒に働く仲間の表情や言動を見て
「なんかいつもと違うな」
というカンみたいなものが退化してしまうのではないか……という危惧でした。
リモートワークもあるなかで、勤怠管理はますます複雑になっているのでしょう。以前には無かった業務が、働き方の多様化によって増え、現場の負担も増えています。AIなどのツールを使って効率化していくことは、これからますます求められるでしょう。
数値を把握することや、集計業務にかけていた時間をメンバーの観察や対話にかけるという方向に向くならよいなと思いますが、AIを導入することで「人と向き合う」とか「人間らしい対話」が減ってほしくないなと思いました。
AIによる効率化の価値は、「何時間削減できたか」だけではなく、「生まれた時間を何に使ったか」で決まるのではないでしょうか。その視点を持ってAI活用を推進したいものだと思います。
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